エクアドル、新規夜間外出禁止令で農業生産活動に深刻な打撃
エクアドル、グアヤキルで新たに導入される夜間外出禁止令が、主要な農産物であるバナナとエビの輸出業者や生産者たちに、深刻な打撃を与える可能性があると、政府は要請した。5月3日から18日までの9県で実施されるこの措置は、犯罪対策を強化する目的だが、生産活動を維持するための例外規定を設ける必要性が強調されている。
生産活動の継続が懸念される
José Antonio Camposano、エクアドル全国農業水産輸出組合(Cordex)の執行長は、X社(Twitter)で声明を発表。「この新規夜間外出禁止令には、明確で実行可能な例外規定が必要だ。この措置が繰り返し適用される可能性は否定できない。その結果、生産活動の計画や維持が不可能になる。
輸出は止めるべきではない。

過去の制限による被害
José Antonio Hidalgo、エクアドルバナナ輸出組合(AEBE)の執行長は、同様の懸念を表明。3月15日から30日までの以前の外出禁止令が、32%の取引減少、ロジスティクスの問題、腐敗しやすい貨物の劣化、国際契約のキャンセルなどの深刻な影響を与えたと指摘した。これらは、生産セクターに大きな負担をかけた。
農業セクターからの要望
エクアドルバナナ業界のクラスタは、声明の中で、当局が生産セクターと協力して、この措置の有効性と運用を確保し、約25万人の雇用と国内経済の維持に必要な外貨を生み出す運用を継続することを求めている。
法的な背景
この夜間外出禁止令は、高い犯罪率を示し、麻薬取引ルート上にある地域(グアヤキル、マナビル、サンタエレナ、サンโตドミンゴデロスチャシラス、ロスリオス、ピチンチャ、エスメラルダス、ソクンビソス、エルオロ)に適用される。また、コロンビアとの国境を接する自治体や、ペルーとの国境を接するエルオロの自治体も含まれる。3月には、警察、軍、医療関係者のみが出入り可能だったが、憲法裁判所は、報道機関や国際機関がその時間帯に活動できるよう、同様の規制も保証する必要があると判断した。
内戦宣言と暴力の増加
2024年、エクアドルは、犯罪組織を「テロリスト」とみなして、内戦状態を宣言した。しかし、エクアドルは2025年に最も暴力的な年を記録し、9,269件の殺人事件が発生した。
この状況を鑑み、当局は、農業生産セクターとの連携を強化し、犯罪対策と経済活動の維持を両立させるための対策を講じる必要性が求められる。
