シカゴl線で女性が性的暴行被害、警察捜査難航
シカゴのL線(CTA)で、通勤途中の女性が性的暴行を受ける痛ましい事件が発生。女性は現場で犯人を制圧しようとしたものの、逃走を許してしまった。連邦運輸局からの安全対策見直し要請も重くのしかかる中、CTAの安全体制に疑問の声が上がっている。

過剰な警備体制との乖離、住民の不信感
チキータ・ブラウンさん(仮名)は火曜日の朝、63丁目の駅でL線に乗り込んだ。しかし35丁目の駅に到着する頃には、信じられない光景を目撃していたという。「朝は混み合っていたので立っていたのですが、ある男が私に近づき、背中を触ったのです。」ブラウンさんによると、犯人は背後から下着の上まで触れたという。衝撃と怒りの中、ブラウンさんは抵抗し、「あなたは私に触るな! なぜ手をつけるんだ!」と犯人を殴りつけた。しかし、犯人は駅員が通報した警察の到着前に逃走。ブラウンさんは警察に被害届を提出した。
この事件は、連邦運輸局がCTAに対して安全対策の見直しを求める中、発生したものである。CTAは先月、警察官の巡回時間を75%増やす計画を発表したが、ブラウンさんは「彼らの対策がどんなものなのか、私は何も見ていない。脅してでも結果を出せ。でも、結局のところ、白紙に戻してやり直すべきだ」と声を荒げている。週40万人以上がCTAを利用する中、利用者の不安は募るばかりだ。
さらに深刻なのは、最高裁判所が公共交通機関での銃器所持禁止法に対する異議申し立てを却下したことだ。「銃を列車に持ち込むことを許可するよう求めても、人々は二度と列車を利用するだろう」とブラウンさんは訴える。警察は捜査を進めているものの、現時点では逮捕に至っていない。今回の事件は、シカゴの公共交通機関における安全問題が、依然として解決されていないことを浮き彫りにした。
この事件を機に、CTAは真剣に安全対策の見直しを行うべきだろう。住民の信頼を取り戻すためには、単なる数値的な改善だけでなく、実質的な効果が求められている。