ソマリア、干ばつ深刻化 児童餓死者数、過去に匹敵
ソマリアのバイドーア地域で、深刻な干ばつと食糧危機により、子供たちの餓死者数が過去最高の水準に達している。人道支援団体セーブ・ザ・チルドレンが発表したデータによると、今年の1月から6月までに、安定化センターで1405人の子供たちが急性重度の栄養失調を抱えるようになり、前年比で177%の急増となった。
緊急事態の深刻化、国際社会への働きかけ急務
特に6月には、前年1月と比較して3倍の400人もの児童が同様の症状で入院した。この状況は、雨量の不足による農作物と家畜の損失に加え、国際的な支援の減少、食料価格の高騰、そして国民の購買力の低下が複合的に影響した結果である。
セーブ・ザ・チルドレンの医師、ムスタフ氏は、「支援が減少すれば、生命を救えるはずの多くの子供たちが治療を受けられなくなる」と警鐘を鳴らしている。CIF(統合緊急食品指標)によると、ソマリアの5歳未満の子供たちの約半数が、急性栄養失調に苦しんでいる。

過去の悲劇を繰り返さないための決断
セーブ・ザ・チルドレンのソマリア代表、モハマド・モハメド・ハッサン氏は、「15年前、ソマリアでは大規模な飢饉により子供たちが大量に死亡した。当時の早期警戒システムは機能しなかった。」と過去の教訓を語り、現在も同様の状況が繰り返されかねない状況にあることを強調している。
ソマリア政府は、先月20日に干ばつ災害を宣言。2025年11月に、2022年のハンゼン事件以来、初の緊急事態宣言を発令した。今こそ、支援が届くべき時だ。資金と迅速な行動がなければ、これらの子供たちは救われるだろうか?
