ペルー・アヤンカ・リマ戦前、スタジアム騒動で死亡者1名、負傷者47名
リマ、4月4日 – ペルーのアルジェンティーノス・ウニバーシオ戦前の「バンダラソ」(大規模応援イベント)で、悲劇が起きた。スタジアム内で少なくとも1名が死亡、47名が負傷するという惨事だ。原因は、まだ明らかになっていないものの、群集事故の可能性が強い。
初期報道と混乱
当初、ペルー当局は、壁や構造物の崩落による負傷者多数を報告していた。しかし、スタジアム施設に損傷がないことが確認され、その情報は誤りであることが判明した。騒動は、アルジェンティーノス・ウニバーシオの本拠地スタジアムの南スタンドで発生。熱狂的なサポーターが集まる場所である同スタンドは、すでに満員状態でありながら、さらに多くの人々が押し寄せたという。

群集の圧迫と悲劇
ソーシャルメディアに拡散された映像には、スタンドに突如として大量の観客が流入する様子、そして直後、絶望的な叫び声と、人々が互いを踏みつける様子が記録されている。子供たちもその中に紛れ込んでいた。この群集の圧迫により、1名が窒息死したとみられ、数十人が意識を失って倒れている姿も確認されている。この惨劇を目撃した多くの人が、ショックと怒りをあらわにしている。
安全対策の欠如と責任問題
リマ首都圏自治体、およびアルジェンティーノス・ウニバーシオが所在するラ・ビクトリア市は、今回の「バンダラソ」が適切な許可を得ておらず、安全対策も講じられていなかったことを発表した。クラブ側も声明を発表し、発生した出来事を深く残念に思い、迅速な対応と支援を表明。捜査に全面的に協力する姿勢を示している。しかし、クラブの管理者であるフェルナンド・カバダ氏は、このようなイベントが頻繁に開催されており、これまで事故はなかったと説明。この発言は、安全管理体制に対する疑問を投げかけている。
今後の展望
ペルーサッカー連盟は、 Universitario とアルジェンティーノス・ウニバーシオのクラシコを予定通り開催することを決定。試合の延期は回避されたが、今回の悲劇が、今後のスタジアム運営やサポーターイベントの安全対策に大きな影響を与えることは間違いない。今回の惨事を受け、ペルーサッカー界全体が、安全を最優先とする文化を醸成する必要性が浮き彫りになった。