ボリビア、汚職撲滅へ大胆な改革:政府が直接契約を禁止する法令を施行
ラ・パス – ロドリゴ・パース大統領は、汚職撲滅に向けた強硬姿勢を示すため、政府機関における直接契約を事実上禁止する最高令5600号を月曜日、施行しました。この大胆な措置は、長年、透明性を欠いた公共事業の進め方を可能にしてきたシステムの根幹を揺るがすものと見られています。
過去20年の慣行に終止符
パース大統領は、発表会見で「この最高令は、汚職のイデオロギーとそれを支えてきたシステムに対する直接的な攻撃です」と述べました。経済大臣のホセ・ガブリエル・エスピーノサ氏と、大統領府大臣のホセ・ルイス・ルポ氏も同席し、この改革の重要性を強調しました。ルポ大臣によると、この法令により、入札や競争、適切な監督なしに契約を割り当てるという慣行に終止符が打たれるとのことです。特に、65%の最高令が、資源の取扱量において自由度が高く、不正利用を招きやすいものであった点が問題視されていました。
過去20年間のムーブメント・アル・ソシアリズモ政権下では、例外的な措置として直接契約が頻繁に利用され、透明性、効率性、自由競争が損なわれていました。最高令5600号は、公的資源の利用方法に大きな変化をもたらす「転換点」であるとルポ大臣は強調しました。

徹底的な見直しと監査の開始
この法令は、すべての省庁に対し、過去に実施された直接契約を徹底的に見直し、不正行為や汚職の可能性を検出するよう指示しています。このプロセスは、大統領府省と経済省が30日以内に規則を定める予定です。発表会見では、モラレス前大統領への追悼施設であるオリーノカ美術館や、他の「白 elephant」と見なされるプロジェクトが、直接契約によって建設された事例として挙げられました。

カード利用制限の緩和と為替レート変更
さらに、エスピーノサ大臣は、2年以上制限されていた海外でのクレジットカード・デビットカード利用制限を解除する措置を発表しました。これは、過去に外貨不足が懸念されたことが原因です。明日から、カードによる海外での購入、支払い、デジタルプラットフォームでのサービス利用が可能になります。クレジットカードは無制限、デビットカードは月額500ドルの利用制限が設けられます。為替レートは、政府が設定する「参照レート」(8~10ボリビアーニョ)が適用され、2011年から固定されている公式レート(6.96ボリビアーニョ)とは異なります。この措置は、270万人以上の銀行カード利用者に恩恵をもたらす見込みです。
今回の法令施行は、ボリビアの公共事業における透明性と効率性を高めるための重要な一歩となるでしょう。しかし、過去の不正行為に対する責任追及が、今後の改革の成否を左右する鍵となります。