メキシコ石油、101.8ドルと発表 – pemexの生産力逼迫
メキシコシティ – メキシコ石油(Pemex)が本日、メキシコ混合原油の価格を101.8ドルと発表した。これは、エネルギー供給の安定に対する深刻な懸念を浮き彫りにする。

生産力は依然として課題 – 過去15年ぶりの増加
Pemexの発表によると、2020年には平均170万5千バレルの原油を生産、前年比4千バレルの増加を達成した。これは15年ぶりのプラス成長だが、依然として課題は山積している。既存の設備老朽化と、政府の投資不足が、生産力の持続的な向上を阻んでいる。
原油はAPI(アメリカンペトロリウム・インスティテュート)による度数で分類され、30未満は重質、30より上は軽質と定義される。メキシコでは、密度によってイストモ、オルメカ、マヤの3種類に分類される。イストモは軽質として、ガソリンや中間製品の生産に適している一方、オルメカは超軽質であり、潤滑油や石油化学製品の原料として活用される。
2020年には、Pemexが国内原油生産の98.8%を占め、民間企業はわずか1.2%に留まった。新設の油田開発が貢献したものの、その影響は限定的である。ABM(メキシコ銀行連合会)のデータによると、2020年には軽質原油の輸出量が平均14万バレルの毎日となっていた。
メキシコ混合原油は、特にマヤ混合原油が最も輸出されている。しかし、その軽質であるため、ガソリンや中間製品の生産効率は他の混合原油に比べて低い。重質原油の特性を活かし、国内でのエネルギー需要を満たす一方で、輸出競争力の強化が急務である。
Pemexの現状は、メキシコ経済全体に大きな影響を及ぼす。エネルギー自給率の低下は、インフラ投資の遅延や、経済成長の鈍化につながる可能性がある。今こそ、Pemexに大胆な改革と投資が必要である。
