元大臣アバロス氏の汚職疑惑:元妻の証言が衝撃的な展開
マドリードの最高裁判所で、元大臣ホセ・ルイス・アバロス氏をめぐる汚職裁判が始まりました。注目を集めているのは、元妻であるヘスス・ロドリゲス氏の証言です。2時間以上に及ぶ証言の中で、彼女は元夫と関係した人物の不正行為について、詳細な情報を暴露しました。
弁護士の挑発的な質問と激しい否定
裁判の初日、弁護士はヘスス氏に対し、売春に関与したことがあるかという、非常に挑発的な質問を投げかけました。この質問は法廷内で大きな騒然を巻き起こし、検察側の弁護士は異議を申し立てました。しかし、弁護士は質問を言い換えて、経済的な対価と引き換えに性行為を提供しているのかと尋ねました。ヘスス氏は激しく否定し、自身は歯科医であり、開業登録もしていると反論しました。過去にはイメージガールとして働いたことも明かしました。
ヘスス氏は、裁判所入りに際し、黒いウィッグ、サングラス、マスクを着用。証言台に上がる際にはマスクを外し、退廷時には再び着用するという、独特のスタイルで注目を集めました。彼女の証言は、裁判の行方を大きく左右する可能性があります。

アバロス氏とコルド氏の共謀
ヘスス氏の証言は、アバロス氏と元大臣補佐官コルド・ガルシア氏との間で交わされた言葉や行動が、彼らの共謀を示唆するものでした。彼女の証言に、法廷内からは笑い声さえ聞こえ、関係者の動揺ぶりを物語っています。ヘスス氏は、アバロス氏との間での支払い遅延に関する会話を覚えていないと述べましたが、その様子は明らかにぎこちないものでした。

否定的な関係とメッセージのやり取り
ヘスス氏は、アバロス氏との関係は「必ずしも悪い形で終わったわけではない」と述べ、裁判後もメッセージのやり取りを続けていたことを明らかにしました。「私達二人だけが知っている物語であり、彼は私に借りがあるように感じ、アパートを提供してくれた」と語りました。しかし、そのアパートの家賃を支払わなかったことについて、アバロス氏から説明を求められていたと証言しました。
アルダマ氏との関係の否定
また、ヘスス氏は、アルダマ氏との面識はないと断言しました。この発言に対し、コルド氏は笑い、アルダマ氏と彼の弁護士の間には、明らかに通じた様子が見られました。彼女はまた、INECO社との契約は存在していたものの、実際には働いておらず、「ホセバ氏の指示に従っていた」と証言しました。この発言に対し、アバロス氏は頭を抱え、コルド氏は驚いた表情で手を振り、首を横に振っていました。
息子・ビクトル氏の証言とコルディアリティ
初日に出廷したアバロス氏の息子、ビクトル・マヌエル氏も証人として喚問されました。彼は自身の父親の資金管理に関与していることを否定しました。「私は誰とも暗号化された言葉を使っていない」と述べ、父親との間に密接な関係があることを示唆しました。彼はまた、父親への融資は離婚を機に行ったものであり、正当な理由があると主張しました。
ドミニカ共和国への渡航と謎の封筒
ホセバ・ガルシア・イサギレ氏も証人として出廷し、約2時間もの間、証言を行いました。彼は、現在恋人になっている女性とドミニカ共和国で面識を得たことを明かしました。「誰も信じないかもしれませんが」と前置きし、最初の渡航は短期間で「行ってみて、匂いを嗅いでみる」ためのものだったと説明しました。彼は、その後、アルダマ氏からプンタカナで女性と会い、文書が入った封筒を受け取ったと証言しました。封筒の中身については「詮索好きではない」と答えました。2回目の渡航は、恋人との関係を深めるため、そしてピタハヤのプランテーションに関心を持ったためだったと説明しました。
ホセバ氏は、恋人との関係中は、「口が悪いメッセージ」を削除するように、兄のコルド氏に依頼していたと語りました。「誰の封筒も開けない」というのが彼の信条です。また、 PSOE本部で封筒を受け取ったことも認めましたが、 Guardia Civilに車を止められた際、車内を捜索された際に封筒が開封されていたと主張しました。
法廷での緊張
裁判中、最高裁判所の判事アンドレス・マルティネス・アリェタは、ホセバ氏の質問が事件と関係ないことを指摘し、何度も中断しました。しかし、ホセバ氏の弁護士は、裁判が進行するにつれて、アリェタ判事や Anticorrupción の主任検察官との間に緊張が漂っていました。
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