最高裁、財産税訴訟の審理継続へ 6裁判官の回避申請退け
コロンビア最高裁判所は28日、財産税に関する複数の法令の合憲性審査(事件RE-391)において、6名の裁判官が自身の利益衝突を理由に審理から回避を申請したことを却下しました。この決定により、最高裁判所は事件の継続審理に進むことができます。
財産税訴訟、回避申請は学術的つながりを主張
今回の審理は、冬季の寒波による経済危機に対応するため、政府が発令した複数の法令の合憲性を検証するものです。6名の裁判官は、財産税の創設に携わった大学との学術的なつながりを理由に回避を申請しましたが、裁判所はこれらの申請が法的に認められる要件を満たしていないと判断しました。
裁判官たちは、財産税が自身の大学に与える影響を懸念し、公平な判断を下すことが困難であると主張しました。特に、 Natalia Ángel Cabo 裁判官は、アンデス大学で長年教授を務め、現在も博士課程の指導を行っていると明かしました。また、 Paola Andrea Meneses Mosquera 裁判所長は、夫がエコペトロで法務責任者として勤務しており、その事業内容に関する専門知識を有しているため、回避を申請しました。さらに、Lina Marcela Escobar Martínez 裁判官は、自身の大学が財産税の影響を受ける可能性を指摘し、公平性を懸念しました。
Carlos Camargo Assis 裁判官は、セルジオ・アルボレダ大学の副校長を務めた経歴を挙げ、現在も研究者として関連を持ち続けているため、利益衝突の可能性を指摘しました。Vladimir Fernández Andrade 裁判官は、エクスターノ・デ・コロンビア大学で教授を務めていること、Miguel Polo Rosero 裁判官は、複数の高等教育機関との教授関係があることを理由に回避を申請しました。

裁判所、利益衝突の立証不足を指摘
しかし、裁判所はこれらの主張を検討した結果、利益衝突が認められる法的要件を満たしていないと結論付けました。裁判所は、回避申請に関する分析は、28日付けの特例審議会決定書で実施され、合憲性の判断に必要な要素を明確にしました。この決定書では、利益衝突の判断基準は厳格であり、単なる可能性や一般的な影響を理由に判断すべきではないと強調されています。
今回の決定は、最高裁判所が事件の継続審理を進めることを可能にし、合憲性判断に向けて着実に手続きを進めることを意味します。コロンビアにおける財産税導入に関する争いは、今後も継続されることが予想されます。
