Vox内抗争激化、元幹部、現副市長のシエラ、党幹部への批判と内部告発
スペイン・アラビラ市でVox(VOX)の元第一书记を務めるダビド・シエラ氏が、党からの懲戒解雇処分に対する異議申し立て訴訟を提起しました。シエラ氏は現在、同市のガレゴス・アルタミロス市長の補佐官として活動しています。
党内対立の火種、2014年の価値観を擁護したシエラ氏への報復か
シエラ氏は、Voxを率いるサンティアゴ・アバスカル氏の信頼を厚めていたにも関わらず、2022年4月から党内での異議申し立てを組織し、アバスカル氏の政策を批判しました。特に、地方での行政運営に対する問題点を指摘し、マドリードへの報告書を通じて当局に訴えていたことが、今回の処分につながったとみられています。
シエラ氏は、自身のX(旧Twitter)アカウントで「アバスカル氏からの厚い信頼を得ていたにもかかわらず、2014年の価値観を擁護した僅かなことによって、組織の創設者の一人である私を排除しようとしている。これは党内の政治的弾圧である。」と主張しています。彼は、自身の行動は党首への忠誠心ではなく、地方での不正を告発することへの忠誠心であると強調しています。

地方の不正告発、党幹部への批判
シエラ氏は、アラビラ市とジプサリカ県で2年間、市議会と地方自治体における不正行為をマドリードに報告していたと明かしています。Voxはアラビラ市で3議席と地方議会議員を擁しており、ジプサリカ県では同様の状況でした。シエラ氏は、党は問題のある人物を処罰するのではなく、告発者自身を罰しようとしていると批判しています。
「私の忠誠心は、基礎とプロジェクトにあります。地方の不正に対してではなく。」と語るシエラ氏は、自身が名誉職で選出されたガレゴス・アルタミロス市長の職務に専念することを改めて表明しました。彼の言葉は、「党のシンボルは名誉と原則をもって守られるべきであり、沈黙をもってではなく」という強い意志を示しています。
訴訟、党の対応
シエラ氏の異議申し立て訴訟は、党によって受理され、一時的に懲戒解雇処分は解除されました。この動きは、アラビラ地方におけるVoxの内部対立を浮き彫りにしています。アバスカル氏の指示のもと、地方でのリスト作成に同意しなかった議員や、過去の選挙でVoxから離脱した議員たちとの亀裂が深刻化の一途を辿っています。
結論
シエラ氏の行動は、Voxの結束を揺るがす大きな要因となりつつあります。政党の内部対立は、今後の政治情勢に大きな影響を与える可能性があります。
