伝説の女子バスケコーチ、失明から34年後も情熱を燃やす – 660勝の偉業
ニュージャージー州サウスジェリーのバスケットボール界に、長年その名を轟かせた伝説的な女子バスケットボールコーチ、クリシー・パラディーノ氏の存在がある。彼女は、失明という試練に直面しながらも、情熱と指導力で数々の選手を育て上げた。

34年のキャリア、660勝の記録
1979年、当時20歳の大学生だったパラディーノ氏は、カンザス州立カメデンカトリック高校の女子バスケコーチに就任。23歳でヘッドコーチに昇格し、結婚する前から指導に情熱を注いだ。彼女の指導のもと、チームは数々の勝利を収め、2005-2006年には州選手権を制覇。その勝利への執念と、選手への愛情が、チームを勝利へと導いた。
「彼女は私たちに勝利へのチケットを与えてくれた。彼女は私たちと一緒に戦い、苦境の中では私たちを愛してくれた。」と、カメデンカトリック高校のヘッドコーチ、クリスティーン・マテラ氏は語る。マテラ氏は当時、その州選手権を制覇したチームの一員であり、後にパラディーノ氏のスタッフとなる。
しかし、30歳から患っていた後天性網膜色素変性症(レティナイチア・ピグメンタローサ)により、視野が徐々に悪化。最終的に、彼女は左目の完全な失明と右目の視力低下に苦しむことになった。34年に及ぶヘッドコーチとしてのキャリアと660勝の記録を胸に、パラディーノ氏は引退を余儀なくされた。
「2週間で、指導者から、そしてその一部から、引退しなければならなくなった。衝撃的で、子供たちが恋しくなった。」と、パラディーノ氏は語る。しかし、彼女の情熱は消えていない。彼女が育んできたプログラムは、現在もマテラ氏の指導のもと、活気に満ち溢れている。
「彼女は戦術理解において、他に類を見ない才能を持っている。彼女にプログラムを託せて、本当に幸せだ。」と、マテラ氏は語る。パラディーノ氏は、視力は著しく低下しているものの、試合観戦には欠かさず参加。選手たちが歓声を上げる様子を、音で感じ取っているという。
「試合に来ることは、私の心を幸せにする。」と、パラディーノ氏は語る。彼女の存在は、チームにとってかけがえのないものだ。
彼女の情熱と指導力は、数々の選手に影響を与え、その影響は今も続く。パラディーノ氏の物語は、困難に立ち向かい、情熱を失わないことの証となる。
(CBSニュースフィラデルフィア)
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