12億円の宝くじ当選権、半年にして宙返り…ロンドンの悲劇
英国で起きた、信じがたい出来事。1060万ポンド(約12億3000万円)という巨額の宝くじ当選金が、半年にわたる捜索の末、有効期限切れで消滅した。まるで、夢の泡と化したかのような展開に、人々は驚きと落胆を隠せない。

「National lottery」の特例、そして忘れ去られた切符
この度、期限内に当選金を受け取る手続きを行わなかったのは、ロンドン郊外ベクスリーに住むある人物だった。宝くじの当選権は、通常、購入後180日以内に主張する必要がある。しかし、その機会を逃したのだ。主催者側は徹底的な調査を行ったものの、行方不明の「億万長者」を見つけることはできなかった。Andy Carter氏(National Lotteryの最高当選金アドバイザー)は、「広範囲な捜索にもかかわらず、当選者が現れず、残念ながらこの人生を変えるほどの金額が失われた」とコメントしている。
4年前の10月4日、ベクスリーのどこかの店舗で購入されたその切符は、今や遠い過去の遺物と化している。想像するに、当選者本人も、運命の切符が手元にあることを忘れていたのかもしれない。あるいは、別の不幸が重なり、手続きを諦めてしまった可能性も考えられる。
この巨額の当選金は、結果的に、National Lotteryが支援する慈善団体へと寄付されることになった。You and Me Happy Family Children’s Disability Trustをはじめとする、恵まれない子供たちを支援する団体が恩恵を受けることになる。Carter氏は、「この資金は、ベクスリーを含む地域で実施される様々なプロジェクトに活用され、毎週3300万ポンドの寄付金に加わる」と述べている。
今回の件は、宝くじの当選がもたらす幸福と、それを手放してしまうことの儚さを改めて教えてくれる。一攫千金を夢見る人々にとって、これは痛烈な教訓となるだろう。富を手にしたとしても、それを維持するためには、日々の注意と計画が必要なのだ。