アルゼンチン航空市場、過去最高を更新!国内・海外両路線の好調が牽引
アルゼンチン航空業界、驚異の好調。2月は過去最高を更新し、国内線・国際線ともに旅客数、運航回数で前人未到の記録を打ち立てた。
好調の背景には、国内旅行と海外旅行の両輪が牽引
nacional航空当局であるANAC(アルゼンチン国立民間航空局)が発表したデータによると、2月の旅客数は437万7562人。これは前年2月の410万8996人から7%増。特に海外旅行の伸びが顕著で、165万4338人へと急増した。これは前年同月の140万1666人から18%増であり、2018年と比較すると14%増と、過去最高の記録を更新した。
国内線では、地方空港の成長が目覚ましい。サルタ空港は82%、コルドバ空港は74%、ロサリオ空港は48%と、軒並み高い成長率を記録。一方で、ブエノスアイレスの主要空港であるアエロパルケとエゼイザもそれぞれ14%、13%の伸びを見せた。
市場シェアでは、低価格航空会社Flybondiが25%のシェアを獲得し、2位に浮上。ジェットスマートも21%のシェアを確保したものの、依然としてAerolíneas Argentinas(アルゼンチン航空)が53%の圧倒的な地位を維持している。しかし、アルゼンチン航空は経営再建を進め、赤字路線からの撤退や国際線の強化に注力した結果、2024年と2025年には黒字経営を達成。財政支援なしで黒字を継続しているという事実が、その戦略の成功を示している。
特に注目すべきは、2月には国内の地方空港からブエノスアイレスを経由せずに海外へ旅行する旅客数が2万82093人に達したことだ。これは前年比49%、2024年比129%、2023年比207%と、驚異的な伸びを示している。この傾向は、地方経済の活性化にも大きく貢献すると見込まれる。
Flybondiは、夏の需要増に対応するため、10機のレンタル機を導入。ジェットスマートも国内でのプレゼンス強化を目指し、これまで地域路線を優先してきた戦略を転換した。しかし、アルゼンチン航空の戦略は、選択と集中により、安定した収益を生み出している。
航空業界全体の活況は、アルゼンチンの経済回復の兆しとも捉えられる。しかし、この好調が一時的なものではなく、持続可能な成長に繋がるのか、今後の政策と市場の動向が注目される。
2月の航空旅客数、過去最高を記録。アルゼンチン経済の未来を照らす光となるか、それとも一時的な現象に終わるのか。その答えは、まだ見えていない。