中央銀行、債務不履行ピークを突破か 金融システム是正の兆し
サンティアゴ・バウシリ中央銀行総長は、債務不履行のピークは既に過ぎたと表明。3月と4月のデータからは、債務問題の悪化傾向が弱まっている好兆しが見られる。

エクスポefi2026での発言、金融機関の構造転換を強調
今回の発表は、アルゼンチン経済会議(エクスポEFI2026)での講演の中でなされた。バウシリ氏は、2024年と2025年には、長年の低金利時代を経て、銀行と借り手双方にとって新たな経済環境に適応する必要があると指摘。銀行は、従来の取引から貸付業務へとシフトしている。
その過程で、銀行は信用評価システムの再構築を迫られ、最初の融資段階では、担保なしでの融資が横行した。結果として、融資再開と同時に債務不履行も増加した。
バウシリ氏は、この状況を‘返済再開との同時進行’と捉え、金融システムの健全化に向けて、慎重な姿勢を崩さない方針を示唆した。金融システムの安定化は、アルゼンチンの経済回復にとって、極めて重要な課題と言えるだろう。
