境界河畔の歌声、米ノース・ミネソタに響く – 採鉱禁止撤廃に抵抗
米ノース・ミネソタ州、コカム湖畔で数百人が集結。州の最後の原野を守るため、境界川近郊での採鉱禁止解除に抗議活動を展開した。連邦下院の決定により、22万5千ヘクタールの土地が銅スズ鉱山開発の対象となったにも関わらず、州議会議員からの粘強い訴えに応えず、事態は決定的となった。

草の根組織『 singing resistance』が、歌を武器に平和的な抗議を続けた。
主催者の発表によると、100人を超える参加者が集まった。組織のコーディネーター、アンマ・ロールソンは、「私たちは集団的な悲しみと、集団的な力を呼び起こし、私たちの望むもの、信じるものを表明するために歌います。」と語った。そして、水質汚染、野生生物の消失を懸念するクロウ・ロット氏は、「採鉱が始まれば、水が汚染され、野生生物が死滅し、水はもう純粋ではないだろう」と強く訴えた。
一方、採鉱支持派は、北部ミネソタに数百の雇用を生み出すと主張している。Twin Metals Minnesota社は「鉱物資源の責任ある開発を通じて、ミネソタコミュニティに利益をもたらすことにコミットしている」と声明を発表している。
抗議集会では、参加者に対し、州知事ティム・ワルツ氏の携帯電話番号を伝え、政府に圧力をかけるよう呼びかけた。ロールソン氏は「まだできることはいくつかあり、私たちは支援を求めるために集まっています」と述べた。そして、参加者たちは、知事の携帯電話番号を共有し、政府への抗議行動を続けた。
現状は深刻。境界川周辺での採鉱は、地域の生態系、そして住民の生活に壊滅的な影響を与える可能性がある。この抗議運動は、自然保護への意識を高め、開発への慎重な姿勢を求める声の一端を担っている。
